ライブでよくメンバーを組む、ブラジル音楽の達人たち３人との音のコラボレーション。「カーザ」は家という意味ですが、また、このメンバーでのバンド名でもあります。自分のホームベースで、気の知れた仲間と、気兼ねなく好きな音を作り出したというところなのでしょうか？このＣＤからライブにかけられる曲もおおいですよ。ライナーがまたよい！カバーのような寂しげな海をバックに撮った城戸さんの写真満載でミニ写真集のようです。それだけでも買いですよ。（って、ただのミーハー？）導入部と終曲部がついていますが、最初の版はこれらが１曲と数えられていて、曲数と、ＣＤプレーヤーの表示が違うぞ？と思った方もいるかも。これは今となってはプレミア品ですよ。（現在は最初の曲と最後の曲にくっついていることになっているみたい）
参加ミュージシャン：城戸夕果（flute, alt flute, bass flute, piccolo, pifano, bamboo flute, chorus, arrengement）、笹子重治（acostic guiter, chorus, arrengement）、八尋洋一（bass, chorus）、岡部洋一（percussion,sound effect, chorus）
ゲスト：向井滋春（trombone）、秋岡欧（bandolim, 12strings guiter, chorus）
ARACUÃ 「アラクアン」 TFCC-88406 Toy'sFactory 1996.9.1発売
- Baião do Porão (Filó Machado)
- Forró na Vovó (Filó Machado)
- Bye-Bye (Filó Machado)
- Confluência (Yuka Kido)
- Caminho da Liberdade (Yuka Kido)
- Água Viva (Filó Machado)
- Aracuã (Yuka Kido)
- Pam Pam (Filó Machado)
- Redenção (Jonny Alf)
featuring Filó Machado
「伝説」のパンタナル平原でのアラクアンという鳥との合奏（？）も含む、オールブラジル録音。全曲インストです（何曲かフィロのスキャットが入っていますが）。表題曲アラクアンは本当にアラクアンのパーカッションのような鳴き声と現場で同時録音したみたいですよ。行くのも大変なのにすごいこってす。全編こんな感じで、ブラジルの広い感じ、ブラジルの大平原のまばゆい太陽、という感じの明るい曲ばかりです。ピーカンと明るい雰囲気になりたいときにおすすめです。
参加ミュージシャン：城戸夕果（flute, alt flute, bass flute, piccolo, pifano, bamboo flute）、Filó Machado（electoric guiter, acoustic guiter, keyboards, vocal）、João Coutinho（keyboards）、Lula Galvão（acoustic guiter solo）、Arismar do Espirito santo（electoric bass）、Carlos Bara（drums）、Albertinho Silva、吉田和雄（percussion）
RIO SMILES 「リオスマイルズ」 TFCC-88403 Toy'sFactory 1994.7.1発売
- Toque-O (Jorge Simas)
- Rio smiles (Yuka Kido)
- Violão Amigo (Joyce/P.C.Pinheiro)
- Papinho (Yuka Kido-Lula Galvao)
- A Rã (Yuka Kido)
- Choro de Implicante (Yuka Kido)
- Castelos de Brincadeira (Yuka Kido)
- Baião Chorão (Jota Moraes)
- Azuis (Lula Galvao)
滅多に聞けない城戸さんのボーカルの入った隠れた名盤です。ブラジルの仲間たちとわいわい作ったという感じのたのしい曲ばっかりです。ボーカルは他にジョイス、そして「ア、ハン」でのみんなでカエルよろしく大合唱というのと、他はインストです。今話題のマルコス・スザーノも参加してるし、とにかく話題豊富な一枚です。なかでも、Castelos de Brincadeiraは城戸さん作詞（もちろんポルトガル語）作曲で歌まで歌った曲、リサさんに歌ってと頼んだら夕果ちゃん歌えば〜と言われ、酔った勢いで録音する事にしたそうですが、声の方は．．．。でも、アルトフルートのソロはとってもよいのです。それだけでも聞いてほしい一枚です。
参加ミュージシャン：城戸夕果（flute, alt flute, piccolo, vocal）、Jorge Simas（acoustic guiter, 7 strings guiter）、Mauro Dinis（cavaquinho）、Ronaldo alvarenga（drums）、Marcos Suzano（Percussion）、Jota Moraes（keyboards）、Lula Galvão（guiter）、Adriano Giffoni（bass）、Mingo Aroújo（Percussion）、Joyce（vocal, acoustic guiter）、Mozar Terra（Piano）、Zeca Asumpção（acostic bass）、Tutty Moreno（drums, percussion）、Adriano Giffoni（bass）、吉田和雄（percussion）
refined.. 「リファインド」 TFCC-88050 Toy'sFactory 1994.7.1発売
- STARLET／YUKA
- PRA MACHUCAR MEU CORAÇÃO／A.BARROSO
- LOVE THEME FROM"SPARTACUS"／A.NORTH
- GROPING AFTER LIGHT／YUKA
- PURPLE BEACH／YUKA
- LOVING YOU／R.J.RUDOLPH
- MINHA SAUDADE／J.DONATO
- YOU'VE GOT A FRIEND／C.KING
- WEEPING WOLLOW／YUKA
- SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE／S.ROMBERG
オランダのコペンハーゲンでベースのペデルセンたちと録音した、ジャズの有名曲あり、ボサノヴァもあり、オリジナルもありのインストアルバム。オランダの女性パーカッショニスト、マリリン・マズールのリズムもなかなかで、ヨーロッパにもたくさんブラジル音楽の得意な人がいるのだと思った次第です。どちらかといえば、ペデルセンの音中心という感じですが、夕果さんのフルートもなかなかですよ。それにしても、ＣＤ裏ジャケの写真、若い頃の（失礼、今も若いです）夕果さんの風貌を最も的確に伝える写真ではないでしょか。このころはジャズの大物と夕果さんのフルートという企画が多かったのでしょうか？たぶんアナログレコード盤が９２年に出ていて、発売日はＣＤ化したときの日付です。
参加ミュージシャン：城戸夕果（flute）、ULF WAKENIUS（guiter）、NIELS-HENNING ØRESTED PEDERSEN（bass）、MARILYN MAZUR（percussion）
XUXU 「シュシュ」 TFCC-88402 Toy'sFactory 1993年発売
- starlet
- flamengo
- saudade
- purple beach
- manhã de carnaval
music by Yuka KIdo(1-4), music by Luiz Bonfa(5)
ブラジル録音で、城戸夕果さんのブラジルもの「ＣＤ」として最初のものです。４曲のオリジナル曲とカバー曲１曲、すべてインストです。城戸さんの初々しい自作曲が聴けますよ。
参加ミュージシャン：城戸夕果（flute）、Lula Galuão（acoustic guter）、Alex Carvalho（electric guiter）、Nico Assumpção（bass）、Laudir de Oliveira（bass）、Ronaldo Alvarenga（drums）
HEARTSKIP'S 「ハートスキップス」 TKCB-71087 Tokuma Japan Communications 1997.1.22発売
- FOR PEACE
- THE DEACON
- I GO TO BARBADOS
- HEARTSKP'S
- STREET LOVE
- BARON du KENNY
- I KNOW ITS HARD
- THE RIGHT SIDE
- IRAKFLAK
- YUKA
all compositions by Duke Jordan
城戸夕果さんの記念すべきファーストアルバム。その題名は「YUKA」でした。1991年に発売されたアナログLP盤です。しかし、ＣＤ化されるときに題名も変わり、メーカーも変わりました。「デュークジョーダンソングブック」シリーズの「ピース」ということになっています。曲は完全なジャズです。城戸さんが最初はジャズ、そして、フュージョン的なアプローチからいろいろな音楽とのコラボレーションを初め、リサさんとの出会いからすっかりブラジル音楽に魅せられてしまったという軌跡をえがく、最初の記念すべき一歩です。いろんなブラジル音楽演奏家が城戸さんに一目置くのはこのようなキャリアがあるからだと思います。
参加ミュージシャン：城戸夕果（flute）、Duke Jordan（piano）、吉野弘志（bass）